「就活3月解禁」信じていいのか 企業の採用スケジュールを分析

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2016年度新卒の採用活動は2015年3月解禁――経団連がそう発表したのは約1年半前のこと。
その当時から現在に至るまで、就活スケジュール後ろ倒しの影響は活発に議論されてきました。

「経団連の指針を守るのは経団連所属の大手企業のみ」、「実際には3月前から採用活動が始まる」など採用スケジュールが本当に浸透するのか疑問視する声が多く聞かれましたが、2016年2月の現在、企業の対応が明らかになってきています。

プレエントリー受付企業登場 エントリーを締め切った企業も

基本的に、経団連に所属していない企業は、経団連の定めたルールを守る必要はありません。特に、IT企業が主に参加している新経済連盟や外資系企業の中には、すでに内定を出している会社も。しかし、経団連に所属している企業が全て採用スケジュールを守っているというわけではなく、例えば経団連会員のヤフー株式会社は、プレエントリーの受付を2014年10月にスタート。経団連の採用活動スケジュールよりも5ヶ月早く採用活動を行っている計算となります。

また、同じく経団連会員の日本テレビは、2016年度新卒採用ページを2014年からオープン。さらに、新卒採用を行う3つの部門のうち「放送総合部門」「技術部門」へのエントリーを1月中に締め切っています。

このように経団連に所属する大手企業でも、採用活動の指針を守っているとは限らないというのが現状です。

採用スケジュールを遵守するメガバンクと商社

一方、採用スケジュールを正確に守る企業が多数存在することも事実です。

商社大手の三菱商事は採用の仮ページのみを作成し、3月1日に公開する予定。三菱東京UFJ銀行は採用ページは作成しているものの、募集要項など採用情報の解禁は3月1日としています。

商社は就活後ろ倒しを先導したこともあり、確実に指針を厳守するというのが大方の予想。採用に強いメガバンクも、3月解禁を守る企業が多いのではないかという意見が聞かれますが、意中の企業が3月解禁を守っているかどうかは採用ページなどで確認したほうが確実でしょう。

就職ナビへの情報依存に注意

プレエントリーを開始している企業が登場しているにもかかわらず、リクナビ、マイナビ、日経就職ナビといった人気就活ナビの本オープンは「3月1日」。現在はプレオープン中でインターンシップ情報のみ取り扱っており、就活ナビを通したエントリーは不可となっています。

せめて3月までは、就活ナビだけではなく自分で志望企業・業界の情報を集めなければ、いつの間にかエントリーが終わっていたという事態になりかねないでしょう

2016年度の就活は、2月時点でも大きな混乱が見られます。今年の就活を乗り切るためには、正しい情報を主体的に集める力が必要となるでしょう。