新卒で入った会社が、ブラック企業だったときの対処法

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ブラック企業

学生の間ですっかり定着した「ブラック企業」。
しかし、ブラック企業を避けようと意識していても、外側から会社の体質まで見通すには限界がある。また、意図的に実態を隠し、新卒の学生を呼び寄せるブラック企業もあるだろう。
面接では普通だったのに、入社してみたらブラック企業だったというとき、新卒の社員に何ができるだろうか。

今回は新卒で入った会社がブラック企業だったときの対処法について考えてみたい。

1「新卒3年ルール」はあくまで目安 ブラック企業では自分の体調を最優先に

ブラック企業に働いている方にとって、一番に思いつく解決方法は「辞めて転職する」ということだ。
ただ、転職するという判断は、新卒社員にとって大きな抵抗があるだろう。なぜなら、「最低でも3年間は新卒で入った会社に勤め続けなければいけない」という意見が聞かれるからだ。

確かに、新卒で入った会社を3年以内で辞めてしまうことに対して、難色を示す人事担当者がいることは考えられる。だが、まずはブラック企業で働き続けるリスクについて考えてほしい

ブラック企業で働き続けるリスク

ブラック企業で働き続けた結果、うつ病・パニック障害などの心の病気や、無理な労働に起因する身体的な病気にかかってしまうと、将来再就職する際に大きなハンデを背負うことになる。病気の療養にかかる時間に加え、空白の期間は再就職の際にもネックになることが多い。明け方まで眠れない、何をしても楽しくない、常に頭痛がするなど、体・心に変調が出ている場合は、新卒でも転職を目指したほうが、将来を考えると良い選択だといえるだろう。

また、若い社会人は「第二新卒」として未経験の業界・業種にも転職しやすいという特徴がある。社会人経験がある第二新卒は、社会人としての基本的なマナーを備える一方で、新しい業務に馴染む柔軟さがある点が評価されている。
業界・職種自体に馴染まなかった人でも、新たな仕事にチャレンジするチャンスがあるといえるのだ。

若いうちに転職することに関して理解を示す会社も増え、追い風が吹いている。どうせダメだからとあきらめずに、転職サイトやで良い求人がないかまずはチェックしてみると良いだろう。

キャリアトレック
キャリアトレック 働き方に関する質問と基本情報を入力すると、人工知能が自分に合った求人を探してくれるユニークな転職サイト。20代向けの求人に力を入れており、第二新卒を受け入れている会社も多い。
求人例 amazon.com、CyberAgent、KOMATSU
リクナビNEXT
リクナビNEXT 人材総合サービス大手「リクルート」が運営する日本最大級の転職サイト。全国の求人を取り揃え、第二新卒向けの求人も豊富。
プロフィールを登録すると企業から連絡が届く「スカウト機能」も充実している。
求人例 東芝、USEN、デンソー
いい就職.com
いい就職.com 第二新卒向けの求人に特化した転職エージェント。離職率が高い業界・企業や非正規雇用の求人を除いて紹介しており、ブラック企業を避けたい人に適している。東京・大阪・名古屋で求人紹介中
求人例 非公開

2ブラック企業に残るという選択肢

今の会社で新卒として働き続けるという選択肢を考慮する必要もあるだろう。
ブラック企業という言葉は、個人によって定義が異なり、場合によっては自分の働きかけによって改善されることもある

例えば会社全体がブラックというわけではなく、特定の部署だけがブラックな環境という場合や、上司や人間関係によって劣悪な労働環境となっている場合、異動の希望や人事部との話し合いなどの方法によって解決できる可能性も。
体調に余裕があるのであれば、辞めるという選択肢を検討する前に、以下の項目をチェックしたほうが良いだろう。

  • 人事異動によって問題は解決できるか
  • 信頼できる上司、先輩に相談したか
  • 自分の仕事スピードが上がることによって状況は解決するか(理不尽な仕事量の場合を除く)
  • 今の仕事から学ぶことはないか

また、それと同時にできるだけ多くの友人・知人に今の職場の話を聞いてもらうようにしよう。第三者にアドバイスをもらったり、社会人経験が長い人に今の職場について意見をもらうことは、客観的に自分の会社を見つめなおすことにつながる。

一歩を踏み出す前に、もう一度足元を見つめてみると良いだろう。

3「新卒・ブラック企業」の経験を将来の糧にする

ブラック企業に関わると心身ともに衰弱することは間違いないが、転職するにしろそのまま在籍するにしろ、そこから学んだことを見つけるようにしたい。
なぜなら、貴重な時間を無駄にしたと考えるよりも、次に活かせる気づきはあったと前向きに考えた方が自分の心情的にも良いし、他の会社へ転職する際もより魅力的な人材に見える

まともな会社は、失敗やどん底の経験から何かを学ぶことができる人材を好む。「つらい」「辞めたい」という気持ちを否定する必要はないが、それを封じ込めるのではなく、昇華することを目指したい。