
メーカーへの就活を成功させるポイント
メーカーへの就活を成功させるポイントとは?
自動車、食品、アパレル、ゲーム・・・生活の身近なところにある様々な商品・製品のモノづくりに携わることができるメーカーは、認知度が高く、大手企業が多いこともあり、就活生に人気の業界です。
そのため、志望する学生も多く、メーカーへの内定を得るのは、簡単ではありません。
そこで今回は、数ある業界の中からメーカー業界に注目し、就活を成功させる3ポイントについてわかりやすくご紹介します。
「モノづくりに携わりたい」「なじみのある商品に関わる仕事がしたい」と考えている就活生の方は、本特集を参考に、メーカーへの就活を成功させるポイントをしっかりチェックしましょう。
メーカー業界とは?
メーカーとは?
メーカー業界とは、日用品から精密機械まで、様々な製品を作る企業のことを指し、製造業とも呼ばれる業界です。メーカーは国内生産額の約3割、GDPの約2割を占め、現在の日本経済になくてはならない存在となっています(参考:経済産業省「我が国の産業構造を支える製造業」)
メーカーは、大きく「BtoC」の企業と「BtoB」の企業の企業に分けられます。この2つの違いは以下の通り。
- 「BtoC」と「BtoB」の違い
-
BtoC(=Business to Consumer)
メーカーの中でも、消費者を相手に商品を作り、提供する企業のこと。生活の身の回りの商品を扱っているため、なじみのある企業が多く、就活生からの人気も高い。
主な企業
日清、パナソニック、しまむら、任天堂 など
BtoB(=Business to Business)
メーカーの中でも、企業(法人)を相手に商品を作り、提供する企業のこと。BtoCのメーカーが扱う商品の素材・部品等を扱うケースが多く、BtoCのメーカーと比較すると、やや知名度は劣るが、優良企業が多い。
主な企業
YKK(ファスナー)、JUKI(工業用ミシン) など
また、メーカー業界全体の傾向としては、近年、生産拠点を海外に移すことでコストを削減し、安価な商品提供を実現している企業が増えています。
さらに、IoT(Internet of Things)への取り組みが拡大しており、インターネット・AIと連携した商品の企画・開発等に力を入れている企業も。
メーカー業界への就活を考える際は、こうした点についてもチェックしておきましょう。
メーカーへの就活を成功させるポイント
- STEP1業種・職種を定める
- STEP2業界研究・企業研究を行う
- STEP3就職エージェントを利用する
メーカーへの就活を成功させるポイント STEP1 業種・職種を定める
メーカーへの就職を希望する際は、幅広い業種・職種の中から、どれを志望するのかを決めることが大切です。数あるメーカーの中から、「どの業種・職種で働きたいのか」「どういった形でモノづくりに携わりたいのか」等を考え、志望する業種・職種を明確にしましょう。
志望する業界・職種が決まれば、業界研究や企業研究をより効率的に行うことができ、就活を有利に進めることが可能です。
主な業種
- 自動車メーカー
-
自動車の企画・開発から、製造、販売までを行う。日本の自動車メーカーの多くは、車の世界販売台数の上位にランクインしており、業界の中でも、規模の大きい業種。
海外展開をしている企業も多いため、海外勤務になる可能性も。主な企業
トヨタ、日産、ホンダ、マツダ など
- 食品メーカー
-
加工食品や調味料、清涼飲料水などの製造、販売を行うメーカー。
国内外から原料を買い付け、それを加工して製品を作り、スーパーやコンビニ等の小売店へ販売を行う。製品を作って販売すると同時に、食の安全性を確保することも、大切なポイント。主な企業
日清、味の素、グリコ、はごろもフーズ など
- 住宅メーカー
-
戸建て・マンションの販売はもちろん、販売後のメンテナンスや賃貸物件の斡旋なども行う。営業が主な業務だが、住宅のデザインや建築といった職種もある。
主な企業
住友林業、ダイワハウス、ミサワホーム、セキスイハイム など
- ゲームメーカー
-
家庭用ゲーム機や、スマートフォン・パソコンで遊ぶ「ソーシャルゲーム」等、様々なゲームの制作を行う。ソーシャルゲームの市場規模は年々拡大していることに加え、近年はVR(仮想現実)ゲームも登場。注目を集めるとともに、市場の成長も期待されている。
主な企業
任天堂、セガゲームズ、カプコン、Cygames など
主な職種
- 営業
-
業種によって営業先は異なりますが、主に顧客や小売店への営業を行います。ノルマをクリアしたときの達成感、自分が薦めた商品を購入してもらえたときや、営業先から「商品を買ってよかった」と言ってもらえたときの嬉しさは、大きなやりがいと言えるでしょう。
- 商品企画
-
時代のニーズを分析し、新商品を企画する職種。また、企画の提出だけではなく、他部署との調整やマーケティングなども行います。
大ヒット商品の企画に携われる可能性もあり、メーカーの中で、就活生に高い人気を誇る職種の一つ。 - 製造
-
生産ラインに立ち、商品そのものを製造する仕事です。ダイレクトにモノづくりに携われる点や、工夫次第で作業効率をアップできる点などが製造の魅力。メーカーを裏方から支えたい人、モノづくりに携わりたい人におすすめです。また、管理者等になった場合は安全や品質管理も大切な業務。
メーカーによっては、工場を海外に構えているケースも多いため、海外勤務になる可能性も。 - 広報
-
企業や消費者に、商品の魅力を伝える職種。主に、商品のプレスリリースや、メディア対応などを行います。
商品や自社について、様々な企業や株主へ向けて、会社の代表として活動するため、企業の顔とも言える重要な役割。様々な人と関わることができる点も、広報の大きな魅力と言えるでしょう。
メーカーへの就活を成功させるポイント STEP2 業界研究・企業研究を行う
業界の流れや、他の業界との関係性などについて知ることができる業界研究、企業が求める人材や福利厚生などがわかる企業研究もしっかり行っておきましょう。
業界研究や企業研究でわかったことを踏まえて、志望動機やエントリーシートなどを作成すれば、「他の会社ではなく、なぜそこに入りたいのか」という点をしっかりとアピールすることが可能です。また、企業に対して、より具体的なことが伝えられるため、他の就活生との差別化にもつながります。
ついつい怠りがちな業界研究や企業研究ですが、だからこそ、メーカーへの就職を希望する際は、しっかり行っておくことが大切です。
≪ メーカーの業界研究・企業研究におすすめの就活情報サイト&書籍 ≫
就職四季報 企業研究・インターンシップ版 2019年版 | |
---|---|
![]() |
就活必須アイテムとも言える『就職四季報』でおなじみの東洋経済新報社が発行する企業研究・インターンシップに特化した一冊。本書では、企業研究、業界研究の方法をステップ別に解説。さらにインターンシップを行っている企業の情報や、インターンシップに参加する際のポイントについても紹介している。 |
Column
OB・OG訪問をしよう
業界研究や企業研究をする際、OB・OG訪問も上手く活用するとよいでしょう。OB・OG訪問では、具体的にその企業でどんな仕事をしているのか、職場の雰囲気はどうかといったことはもちろん、採用担当者には直接聞きにくい給与や残業時間、離職率といったことについても聞くことが可能です。
OB・OG訪問へ行く際は、聞きたいことを事前にリストアップし、しっかりと準備しておきましょう。また、質問をする際は、相手に失礼のないよう聞くこともOB・OG訪問を成功させる上で大切なポイントです。
メーカーへの就活を成功させるポイント STEP3 就職エージェントを利用する
メーカーへの就活を成功させるために、就職エージェントを利用するのも大切なポイント。
就職エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーによるカウンセリングや、就活生に合った求人の紹介、エントリーシートの作成、面接対策等、様々なサポートを無料で受けることが可能です。
就活に対する悩みや相談がある場合はもちろん、就職のプロによるアドバイスをもらいながら志望するメーカーへの就活を進めたいと考えている人は、就職エージェントを上手く活用するとよいでしょう。
≪ おすすめの就職エージェント ≫
まとめ
メーカーへの就活を成功させるポイントについて解説した今回の特集はいかがでしたか?
メーカーは、業種・職種が幅広く、どの業界・職種を選択するかによって、携わるものや仕事内容が大きく変わってきます。
つまり、メーカーへの就職を考える際は、様々な選択肢の中から、自分が希望する業界や企業、職種を明確にし、就活を進めることが大切だといえるでしょう。
本特集を参考に、メーカーへの就活を成功させるポイントをチェックし、希望するメーカーの内定を勝ち取りましょう。