
ES(エントリーシート)の書き方
書類選考が通らない人必見!ES(エントリーシート)書き方講座
就活の第一関門であるES(エントリーシート)。採用担当者に直接アピールできる面接に進むために、ESをまず突破しなければいけません。しかし、ここで躓いてしまい、どうしても面接にたどり着けないという人も多いのではないでしょうか。
今回は基本編と実践編の2部に分けて、選考を通らないESを修正し、ESを突破するためのポイントを解説します。それでは、ESを手元に用意し、見直しを始めましょう!
ES(エントリーシート)の書き方 基礎編
就活生が陥りがちなパターンについて知る前に、ES作成における基本をチェックしておきましょう。これらを完璧にこなすことができて初めて、ESを通過するためのスタートラインに立つことができます。
STEP1:ES(エントリーシート)の見た目を整える
「読みやすい文字」で書く
どれだけすばらしい内容であっても、小さな文字でぎっしりと書かれていたり、汚い字で乱雑に書かれていては、採用担当者も読む前からうんざりしてしまいます。まずは「読んでもらう」ことを第一に考え、適切な大きさで丁寧に書くことを心がけましょう。
空欄をなくす
すべての欄を埋めることがES突破の最低条件です。文章で回答する設問の場合、記入欄の9割以上が埋まっているかどうかが一つの目安になります。
卒業論文のテーマが未定の場合は、予定しているものを記入しておきましょう。
STEP2:ES(エントリーシート)の中身を整える
基本的な構成を確認しよう
ESで必ずといってもいいほど聞かれる質問事項が【自己PR】【志望動機】です。企業がこれらの質問を通して知りたいのは、あなたが
- どのような人物なのか
- 本当に自社に興味を持っているか(しっかり企業研究を行っているか)
- 入社後会社に貢献してくれる人材かどうか
という3点です。
企業の意図に答えるためには、以下のリストの内容をもらさずESに書くことが必須となります。
自己PR
- 自分の強み・長所
- それを証明する具体的なエピソード
- その強みをどう志望企業で生かしていくか
志望動機
- 企業を志望する理由
- 志望理由の元となる経験
- 同業他社ではなく、選考を受ける会社を選んだ具体的な理由
- 自分がどのような形で企業に貢献できるのか
内容はとにかく具体的に!
この2つのエピソードは、結論は同じですが与える印象がまったく違います。上が漠然としている一方、下の文章は具体的な数字によって、その人の努力や能力が伝わってきます。
具体的なエピソードは、採用担当者の心にも強く響きます。
「読みやすい文章」をつくる
採用担当者が好む「読みやすいES」を作るためには、文字の大きさや丁寧さなど見た目の工夫に加えて、内容面での「読みやすさ」も重要になります。
- 一文が長すぎる
- 表現が回りくどい
- 結論にたどり着くまでに時間がかかる
あなたのESが上記の特徴に当てはまる場合、文章をもう一度見直す必要があります。これらの特徴を持つ文章が実際にどのようなものになってしまうかを具体例を見てみましょう。
上段の文章と比較して、下段の文章は格段に読みやすくなっているのがお分かり頂けるかと思います。
ES(エントリーシート)の書き方 実践編
- 質問1「志望動機」
- 書類選考が通らないESパターン1:志望動機が浅い
- 質問2「学生時代に力を入れたこと」
- 書類選考が通らないESパターン2:当たり前のことしか書いていない
- 質問3「自己PR」
- 書類選考が通らないESパターン3:自分のアピールができていない
書類選考が通らないESパターン1:志望動機が浅い
志望動機はESの中でもっとも重要な部分。採用担当者はあなたが思っている以上に、志望動機を重視しています。就活参考書を見て書いたようなお決まりの文句や、会社のことをしっかり調べていない漠然とした志望動機は、採用担当者にすぐに見抜かれてしまいます。逆に言えば、独自の視点や詳細な企業研究に基づく志望動機を用意することで、他の就活生と大きく差をつけることができるのです。
POINT!
- 一本のストーリーを作る
- エピソード、魅力的に思った点は数字・具体名を出して書く
- 学生時代の経験を入社後にどのように活かせるかビジョンをよく練る
Check! 就活面接の質問「志望動機・企業研究についての質問」
書類選考が通らないESパターン2:当たり前のことしか書いていない
がんばった経験を一生懸命書いても良い反応が返ってこない・・・。そんなときは、エピソードが「当たり前」すぎる可能性があります。あなたから見たら大変な努力をした経験でも、採用担当者にとっては当然の行動かもしれません。社会人の目から見て、「すごい学生だ」「努力ができる学生だ」と思ってもらえるようなエピソードを書くためには、第三者に見てもらうことが大切です。自己満足で終わらないよう、客観的な視点を取り入れてみてください。
POINT!
- 社会人の視点で自分の経験を見つめる
- 主観的な事実ではなく客観的な事実を重視
- スタート地点を設定し、どれくらい成長したかをアピール
Check! 就活面接の質問「自己PR・自己紹介についての質問」
書類選考が通らないESパターン3:自分のアピールができていない
自己PRという項目が、どのような意味を持っているか、改めて考えたことはありますか?志望企業に自分をアピールするのがその目的ですが、ではどんなアピールをすれば「ぜひこの人に入社してほしい」「この人といっしょに働きたい」と採用担当者に思ってもらう事ができるでしょうか。
多くの就活生が失敗してしまう間違いが、「長所や強みを書けばそれで自己PRになる」というものです。確かに自分の強みを書けば、その内容に魅力を感じた採用担当者が選考を通過させてくれるかもしれません。しかし、ここでもう一度よく考えてみましょう。長所や強みをESに書いているのはあなただけではありません。何百人、時には何万人と応募してくる就活生の中から一歩抜きん出るためには、長所や強みの紹介だけではなく、「自分が持つ強みを、志望企業で具体的にどのように活かせるか」というところまで昇華させなければいけません。
POINT!
- 自分の強みを紹介するだけで終わってはいけない!
- 自分の強みを活かして入社後何ができるのか、具体的に何をしたいのかを書く
ここでご紹介した内容は、どれもESを書くにあたって外せないポイントばかりです。自分が書いてきたESと、ここで見本例に挙げたESを比較して、何が足りなかったのかをぜひ見つけてください。
そして、足りない部分を発見することができたら、次は書き直す作業です。実はこの作業で一番大切なのは、一人で何日も何週間もがんばることではなく、第三者に見てもらい、その意見をしっかり受け止めること。
第三者に客観的にみてもらう事で、自分ひとりでは気づかなかった論理の飛躍や、魅力の薄いエピソードなどがわかり、ESの質を飛躍的に高めるころができます。自分だけでぐるぐると出口のない迷路をさまよう前に、親や兄弟、OBやOGなど身近な人に率直な意見をもらうことが、ESを見直すための一番の近道といえるでしょう。
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