
就活の悩みへの対処法。おすすめの相談窓口 5選
就活をしていて、一人で悩んでしまう時におすすめの相談窓口とはどんなものでしょう。
就活をしていると、誰かに悩みを相談したくなることがあります。
エントリーシートの内容、面接時のマナー&受け答え、さらには、もっと根本的な「企業の選び方」や「そもそも自分に向いている仕事とななにか?」など、就活の悩みは人それぞれ。
友人など気軽に話せる相手であっても、悩みの内容によっては、充分に役立つ回答がもらえなかったり、相談そのものをしにくい、というケースもあるでしょう。
就活の悩みを相談する場合、相手の社会人経験の豊富さや、自分の志望企業(業界)に関する知識量などによって、参考になる度合いが異なります。
たとえば、自分の長所と短所をしっかりと把握している家族、自分の志望先と同じ業界で働くOB/OG、就活のサポートを専門に手がける人材紹介会社など。誰に相談するのが一番おすすめか?就活の相談窓口はこれがいい!という決定版をまとめました。
- 相談1家族(親、兄弟など)
- 相談2就活エージェント
- 相談3社会人の先輩(OB/OG)
- 相談4大学のキャリアセンター・ハローワークの相談窓口
- 相談5友達
家族(親、兄弟など)
おすすめ度5:
実は、就活の悩みを相談する相手として、もっともおすすめなのは家族です。親や年の離れた兄弟等、世代が異なる場合は、リアルタイムの就活事情に疎い一面があるとしても、自分のことをよく理解している家族のアドバイスは参考になることが多いでしょう。
家族に相談するメリット
- 何について悩んでいるかを説明しやすい。また、悩みの具体的な内容についてイメージしてもらいやすい。
- 本人の性格や嗜好を把握しており、どんな仕事や会社が合うかについて鋭い意見をもらえる。
もちろん、アドバイスを聞いたうえで最終的に決めるのは自分自身ですが、迷いの多い就活では、本音で話せる家族は心強い相談相手です。迷っている時に背中を押してもらえたり、精神的な支えになってもらえたりと、就活を前向きに進めるうえで欠かせない存在と言えるでしょう。
一方で、働くことに対する甘くない現実や、自分の短所・改善すべき点など、他人が言いにくいことをあえて指摘してくれるのも、家族ならでは。就活で壁に突き当たったときには、ぜひとも相談してみましょう。
就活エージェント
おすすめ度4:
就活エージェントは、学生向けに企業紹介を行う民間の就活サポートです。いわば就活のプロであり、素人ではわからない企業の特性や社風、実際の仕事内容、選考のポイント等を把握しています。
たとえば、「面接に合格できないのはなぜか?」「自分のやりたいことがこの会社ではできそうか?」等、就活生であれば誰もが抱く悩みについて、的確なアドバイスをもらうことができます。また、エントリーシートの添削や模擬面接などの就活サポートも提供。
家族や友人等、近すぎる相手にはかえって打ち明けられない就活の悩みも、第三者であるキャリアアドバイザーであれば相談しやすいというケースもあるでしょう。企業選びや入社後のキャリアビジョン等、プロならではの視点から意見をもらえる点もメリットです。
就活エージェントに相談するメリット
- 非公開求人を扱っている。
- 企業との取引のつながりがあるので、信頼も高く紹介されると採用されやすい。
- 職種を絞りやすく雇用条件も良い場合が多い。
≪ おすすめの就活エージェント ≫
マイナビ新卒紹介 | |
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マイナビが運営する就活エージェント。マイナビグループならではの企業コネクションを活かし、幅広い業種の求人を扱う。ほかでは取り扱いのないマイナビ独自の「非公開求人」も多数あり、利用価値は高い。 利用者には専任のキャリアアドバイザーが付き、「強み」や「適正」をもとに企業の求人を紹介。エントリーシートの作成や面接対策などもサポートしてくれる。 |
社会人の先輩(OB/OG)
おすすめ度4:
社会人の先輩、特に自分の志望企業や志望業界で働く先輩であれば、悩みを相談することで参考になる情報をもらえるケースが少なくありません。
実際の仕事の話や社内の様子はもちろん、「こんなことに気を付けたほうがいい」「こういう人が向いている」などのアドバイスをもらえると、志望する業界について具体的なイメージがわきやすく、就活のモチベーションアップにも役立つでしょう。
先輩の話が一番聞きやすくて一番返答もわかりやすかった、という就活者の声もありますので、OB/OGの話は聞いておいて損はありません。
ただし、入社後の数年間のみでは、その企業や業界のすべてを把握することは不可能。自分自身にとっては憧れの企業(業界)に勤める先輩であっても、社会人としては、まだ充分な経験を積んでいるわけではないことも意識しておく必要があります。
そのうえで、就活の際にどのような工夫をしたか、内定を獲得した際の体験談など、参考になる知識はしっかりと吸収するようにしましょう。
大学のキャリアセンター・ハローワークの相談窓口
おすすめ度3:
大学のキャリアセンターやハローワークの相談窓口も、無料で使える情報源としておすすめです。どちらも、求人紹介や企業情報の提供に加え、他人の応募状況や企業への質問なども代行してくれることがあります。
たとえば、ハローワークには、新卒が入社した春過ぎ頃に、欠員を募集する企業からの求人が出回るケースがあります。ボーナス後の6月や11月、異動シーズンの9月・10月、新年が空けた1月頃も狙い目。新卒だけではなく既卒案件にも目を向ければ、1年中チャンスがあるので、定期的に就活情報をチェックすると良いでしょう。
大学のキャリアセンターでは、卒業生の就職先情報を把握していることが多く、OB/OGを紹介してもらう窓口として特におすすめです。また、ブラック企業情報にも敏感。就活ナビサイトとは異なる種類の情報が集まるため、参考になる点が多いでしょう。
友達
おすすめ度2:
友達への相談は、話しやすいという点ではおすすめできます。ただし、あくまで同じ就活生という立場からの意見になるため、社会人視点のアドバイスを得ることは困難。アドバイザーというよりも、「自分はこのように就活したら、このような結果になった」という自分自身の体験談に終わってしまいがちです。
もちろん、一緒に就活を行っている者同士、最新の企業の様子や情報を共有できる点はメリットです。また、親しい友人と悩みを打ち明けあうことで、気持ちが軽くなる面もあるでしょう。
就活の悩みを友達に相談する場合は、情報源として役立てる部分と、参考程度にとどめる部分を見極めるのがおすすめです。
まとめ
就活していれば誰もが悩む時期はあるものです。最終的な結論は自分で出さなければならないとはいえ、視野が狭くならないよう、周りに相談することも大切です。
自分1人で悩まず、周囲の人々に相談して問題解決の糸口にすることは、社会人として仕事をするうえでも必要なスキルです。
悩みを相談する過程で、家族や友人などから遠慮のない意見が出る場合もありますが、自分のことを思って厳しいアドバイスをしてくれる人こそ大切にしたい存在。
就活の悩み相談を通して、自分を確実に成長させてくれる相談相手を見つけましょう。