
就活面接のお礼状とお礼メール、送り方やマナーは?
マナーにのっとったお礼状・封筒の書き方、縦書きでの文章作成例を解説。
面接が終わったあとのお礼状や・お礼メールは必須のステップではありませんが、本気で志望する企業の選考を受ける際や、面接でのやりとりの中で担当者の言葉に感銘を受けた場合など、就職面接の担当者に改めて伝えたい想いがあるときは、お礼状やお礼のメールを送ると良いでしょう。
就活の選考は実力だけではなく、運も関係します。もしかするとお礼状やお礼メールによって、担当者が名前を憶えていたためギリギリのところで選考を通過する…という事もありえます。本気でその企業に入りたいと思うのであれば、就職面接を受けた後のお礼状はきちんと送るようにしましょう。書面は翌日ないし2、3日中に投函、メールの場合も当日か翌日の内には送信するのがベターです。
書面かメールかで迷った場合は、送る企業の社風や担当者の年齢・役職に合わせて選ぶことをおすすめします。メールでのお礼状も浸透してきていますが、やはり書面の方が礼式として丁寧であるとされています。
面接のお礼状
- 白の便せんに黒の万年筆かボールペンで書きます。新卒採用の場合は、特に手書きのものが好まれます。
- 縦書きが一般的ですが、横書きでも問題はありません。
- 書面で送る場合、時候の挨拶や「拝啓」「敬具」は忘れずに入れましょう。
- 誤字・脱字に注意し、間違えてしまった場合は極力新しい紙に書きなおします。
- 封筒の表書きも失礼がないよう正しく丁寧に書きましょう。
- 担当者の氏名が分からなければ「人事採用ご担当者様」などと書くか人事課宛に送ります。
- 部署宛に送る際は、忘れずに「御中」と書きましょう。
お礼状は面接の結果に影響しない?
お礼状の有無で面接や選考の結果が覆ることはありません。
ただし、丁寧な封筒の表書きや読みやすさに配慮したメールから、その人の人柄が感じられることは少なからずあるでしょう。反対に、送られてきたお礼状が走り書きの雑な文字であったり、社名を間違えているようなものであったりすれば、企業側はマイナスの印象しか持ちません。
お礼状は選考の材料にはなりませんが、この先も同じ企業での選考過程が続いていくようであれば、ある種の「イメージ戦略」にはなりえるかもしれません。
面接のお礼メール
件名:○月○日の面接のお礼 ※01
株式会社○○○
人事部採用ご担当者様
○○大学○○学部4年の○○○○と申します。
本日はお忙しい中、面接のためにお時間をいただきありがとうございました。
○○様に面接の中でお話しいただいた
「○○○○○○○○○」という言葉がとても心に残っております。
社員一人ひとりの自主性を尊重し
個人の成長を重んじる貴社の雰囲気にふれることができ、
貴社で働きたいという思いが一層強くなりました。
*Point:文章が長い場合は過度に改行を
取り急ぎ、本日の面接のお礼とさせていただきます。
末尾ながら、貴社のますますのご発展と社員皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
--------------------------------------
○○大学○○学部4年
○○○○(氏名)
〒000-0000
○○県○○市○○○○ ○○-○○
メール:*****@****.jp
電話:000(000)0000
*Point:忘れずに自分の署名(氏名や連絡先など)を記入してください。
--------------------------------------
- 件名は一目で用件が分かるよう「面接のお礼」など分かりやすいタイトルを心がけます。
- 時候のあいさつは書かなくてかまいません。冒頭でメールの用件を簡潔に伝えます。
- (株)などの略式表現は避け、社名部署名とも正式名を書きます。メールの作成では誤字に気付きにくいので得に注意が必要です。
- 担当者の氏名が分からなければ「人事採用ご担当者様」などと書くか人事課宛に送ります。
- 最後に、自身が所属する大学や学部学科、メールアドレス、電話番号を含む署名を記入します。
就活面接のお礼メールはスピードを重視
就活面接のお礼をメールで送る場合は、当日中か、遅くとも翌日には送信するように心がけましょう。
就活では、お礼状に限らず、説明会の案内や面接の日程調整など、企業とメールでやり取りする機会が多くなります。メールによる連絡でもっとも重視されるのは、もらったメールに対してできる限りすぐに返信すること(=レスポンスの速さ)です。
特にIT業界などメールの使用頻度が高い業界を志望する学生は、スマートフォンやノートパソコン等で、すぐにメールの確認・返信ができるようにしておくのがおすすめです。
その際に便利なのが、ポケットWi-Fiの利用。ポケットWi-Fiを利用すれば、いつでもパソコンをインターネットにつなげられるほか、スマホのデザリングで余計なバッテリーを消費する心配もありません。また、ポケットWi-Fiを持ち歩けば、スマホの通信制限を気にする必要がなくなる点も、大きなメリットです。
家族との共用や、一人暮らしでも活躍するため、就活を機に利用を検討してみてはいかがでしょうか?