就活のメイク
就活で求められるのは、相手に清潔感や信頼感を与えられるメイクです。スーツを選ぶときと同様、就活メイクで意識したいのは、面接担当者に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるかどうかという視点です。
社会人のマナーとして、女性には欠かせないメイクの基本的な手順と、就活面接に適した「就活メイク」のポイントを紹介します。
Step1 ベースメイク Step2 アイメイク Step3 チーク・リップ
化粧品メーカーの就活向けコスメ・メイク講座
綺麗なまとめ髪を作る方法
Step1 ベースメイク
ベースメイクは、学生らしい明るさや健康的なイメージをアピールするうえで欠かせない、就活メイクの重要なポイントです。
肌にムラやくすみがあると、疲れたような印象を与えてしまいがち。また目の下の「くま」やニキビも、日頃の体調管理が不十分であるというマイナスイメージにつながります。
Step1-1 メイク前にはスキンケアをしっかりと
メイクを始める前に、まずは化粧水や乳液で肌のコンディションを整えておきましょう。就活が本番を迎える冬は、とくに肌が乾燥しやすい季節。洗顔後はすぐに化粧水で潤いを与えるのはもちろん、カサカサがひどい場合は、化粧水を含ませたコットン・ティッシュ等で、パッティングや即席パックを行うなどして、化粧水をしっかりと肌に浸透させます。
化粧水で肌に潤いを与えたあとは、乳液や化粧下地を塗って油分の膜を作り、肌の潤いをキープします。メイク前の下地づくりを丁寧に行うことで、ファンデーションの乗りがよくなり、持ちのよい綺麗なメイクを仕上げることができます。
Step1-2 肌トラブルをカバーする
急なニキビや目の下のクマに活躍するのがコントロールカラ―やコンシーラーです。
コントロールカラ―は、頬の赤みやクマの青みなどを抑えるために使用します。イエロー系のコントロールカラ―で赤み・青みともにカバーすることができます。肌が赤くなりやすい人はグリーン系のコントロールカラ―を試しても良いでしょう。
ニキビや濃いクマをカバーする際にはコンシーラーを使用します。気になる部分にコンシーラーをのせ、境目を軽く馴染ませましょう。コンシーラーを使うタイミングは使用するファンデーションの種類で異なります。リキッドタイプを使う場合はファンデーションの前に、パウダータイプの場合はファンデーションの後に使用します。
コントロールカラ―やコンシーラーは、肌のトラブルをカバーする心強いアイテムですが、ベースメイクが濃くなりやすく、厚化粧のイメージを与えてしまう場合があります。これらのアイテムにできるだけ頼らないよう、普段の食生活や睡眠をしっかりと管理し、スキンケアを心がけましょう。寝不足や目の疲れで出来てしまったクマは、目の周りを軽くマッサージすることで解消できる場合もあります。
就活中は、多忙なスケジュールやストレスから、どうしても肌のトラブルが多くなりがちです。帰宅後のクレンジングと洗顔後のスキンケアを徹底しましょう。また、肌に優しい敏感肌向けや自然由来の基礎化粧品、ニキビ対策のための基礎化粧品を使うのもおすすめです。
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Step1-3 ファンデーションを塗る
リキッドタイプのファンデーションを使う場合は、先にコンシーラーで肌のトラブルをカバー。ファンデーションの後からフェースパウダーやルーフパウダーで押さえて崩れにくくします。
パウダータイプのファンデーションを使用する場合は、コンシーラーを先に使うとファンデーションがよれてしまう為、ファンデーションの上からコンシーラーを使用します。
ファンデーションは顔の内側から外側へ伸ばしていきます。頬のてっぺんや眉間に置いたファンデーションを、リキッドタイプは指で、パウダータイプはスポンジで伸ばしましょう。
まぶたや口の周りなどの良く動かす部分はファンデーションがよれやすいため、極力薄付きにするのがポイントです。
最後に手のひらで顔全体を押さえると、ファンデーションが肌と密着し、粉っぽさもなくなります。
Step2 アイメイク
Step2-1 眉
眉の形は人の感情を表す大切な部位です。つり眉は怒りや高慢さ、たれ眉は不安や覇気のなさといった印象を与えがちです。また、細すぎる眉やぼさぼさの眉も就活メイクにふさわしいとは言えません。
バランスの良い眉を作るには、眉山(眉の一番高い部分)が瞳と目じりの間あたりに眉尻は小鼻と目じりを結んだ延長線上にくるように描きます。描き終えたあとは横顔の印象もチェックしましょう。また、左右がアンバランスな眉は不満そうな印象を与えてしまうため、左右対称になるよう意識します。
Step2-2 アイシャドー/アイライン
就活メイクのアイシャドーは、ベージュから茶、こげ茶にかけての暖色系のものがおすすめです。
アイシャドーの色は、アパレル関係などの華やかな業種であれば少し色みを加え、事務系の職であれば控えめにするなど、志望業界に合わせて選ぶと良いでしょう。
アイライナーはメイク初心者であればにじまないペンシルタイプがおすすめです。線がぶれたときも麺棒で馴染ませるなどして簡単に修正できます。アイラインは目尻まで一気に引こうとせず、まつげの間を埋めるように少しずつ引いていきましょう。
なお、囲み目メイクは目の表情が隠れてしまうため、自分をPRする就活面接には適しません。
最近は、パレットの形のまままぶたに乗せられるアイシャドーや、就活生におすすめのコスメも発売されています。例えば資生堂ではどんなコスメが就活生におすすめか、メイクのポイントと合わせて詳しく紹介しています。
Step2-3 ビューラー/マスカラ
ビューラーやマスカラでまつげを上向きに整えると、目に力が宿り、笑顔などの表情をより生き生きと見せることができます。
ビューラーは、カーブの部分でまつげの根元を挟み、毛の先端に向かって小刻みに移動しながらカールさせていきます。金属部分をドライヤーで温めると簡単にカール力をアップできますが、火傷しないよう温めすぎには注意。一度、指先で温度を確かめるなどしてから使うと安心です。
まつげを挟むタイプのビューラーがどうしても苦手という人は、パナソニックのまつげくるんなど、マスカラのような形状のホットビューラ―を使うのもおすすめです。
マスカラは、まつげの色や形を整え、カールをキープする効果があります。就活メイクでは、ボリュームや長さよりもカール力を重視して、上向きまつげが崩れないようにしましょう。エクステやつけまつげは就活メイクではNGです。
Step3 チーク・リップ
Step3-1 チーク
チークは自分の肌に馴染みのよさそうなピンクかオレンジ系のものを選びます。肌の白い人はピンク系、肌色の濃い人や健康的なイメージを強調したい場合はオレンジがおすすめ。
笑ったときの頬の一番高いところを中心にブラシでふんわりと入れましょう。就活メイクのチークは肌の血色を良く見せるためのものなので、入れすぎには注意を。
Step3-2 口紅
口紅はベージュ系のピンクなど、肌から浮かない上品な色がおすすめです。リップブラシを使って唇の輪郭までしっかり塗ると綺麗に仕上げることができます。
唇の色が濃くなかなか合う色の口紅を見つけられない場合は、リップコンシーラーなどで唇の色を調整してから口紅を乗せると綺麗な発色になります。ただし、コンシーラーは唇が乾燥しやすいため、リップクリームや唇用美容液などの潤い対策も心がけましょう。
チークや口紅はメイクに花を添える一方で、色選びが難しくメイク初心者には難関でもあります。
コスメ売り場のスタッフは化粧品のプロ。就活目的であることを必ず伝えて、売り場の人に自分に合う色を選んでもらうのがおすすめです。
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Check ! 綺麗なまとめ髪を作る方法
前髪のまとめ方
短い前髪はカーラーやアイロンで内巻きのクセをつけてサイドに流します。長い前髪はかけた耳の後ろを隠しピンでとめましょう。
仕上げにヘアスプレーをすることで綺麗な前髪を長時間キープすることができます。前髪はお辞儀をした際に邪魔にならず、顔が隠れないように意識しましょう。
ポニーテール
長い髪を一つにまとめるポニーテールは就活ヘアの定番です。結ぶときに上を向いて結えば、結び目の下がたゆまずに綺麗なポニーテールを作ることができます。結ぶ位置が高ければ活発な印象に、低ければ落ち着いた印象になります。
ただしシャギーを入れた髪では綺麗にまとまらず、かえってだらしのない印象に。そうした場合は結いあげるよりも下ろして清潔感のある形にまとめる方法がおすすめです。顔が隠れず、お辞儀をした際にくずれないようセットしてあれば、下ろし髪でも問題はありません。
ショートヘア
就活シーンでのショートヘアは髪型のみだれが見えやすいので、隠しピン前髪を押さえたり、スプレーで髪型をキープするなど、しっかりとセットしましょう。
前日にブローしたにも関わらず寝ぐせがついてしまった場合は、霧吹きなどを使って髪を根元から十分に濡らし、ドライヤーで改めて乾かすとクセが直りやすくおすすめです。
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