
新入社員のボーナスはいつからもらえる?
新卒の年収、夏・冬のボーナスの平均をチェック
新入社員として社会に出て働き始めると、やはり少し気になるのが「お金」の話。
初任給から始まり、夏・冬のボーナスや年収まで、同期の新入社員がどれだけもらっているか知りたいという方も多いのではないでしょうか。
そこで、本特集では、新入社員のお金に関するデータを、様々な調査結果からまとめて分析。本特集を参考に、同期の新入社員の初任給や平均年収をチェックしましょう!
※今回のデータは、大卒の新入社員を基準にしています。
- STEP1新入社員の初任給・年収
- STEP2新入社員のボーナス
新入社員の初任給・年収
新入社員の初任給、平均は20万円
それでは早速、新入社員の初任給を見ていきます。厚生労働省の調査によると大卒の新入社員の平均初任給は、約20万3,400円。
業界別のデータを参照しても、19万円から21万円の間に収まることがほとんどで、新入社員の段階ではほぼ差がないことがわかります。
新入社員の年収の平均は284万円
そして、年収については、新入社員に限定したデータがなかったため、dodaが実施している年齢別の年収調査を参照。大卒の新入社員と同年代の社員の平均年収は、22歳で277万円、23歳で292万円となっており、平均すると284万円という結果になりました。
このデータを元にボーナスについて考えてみると、年収284万円から初任給12か月分を引いた、約40万円が夏と冬を合せ、新入社員のボーナスとして支給されていると考えることできそうです。
参考:厚生労働省「平成28年度賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」
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新入社員のボーナス
新入社員の夏のボーナスはどれくらい?
新入社員のボーナスは、会社によって扱いが大きく異なります。基本的に会社への在籍期間が短い新入社員は、会社への貢献度が低いため、夏のボーナスはなし、もしくは寸志(数万円ほど)が支給されることが多いようです。
今回参照した調査でも、ボーナスの支給率は9割未満。その金額も約9万円と少な目の金額を支給していることがわかります。
新入社員の夏のボーナスはどれくらい?
一方冬のボーナスについては、夏と比較すると金額・支給率共に上がるというのが定説。残念ながら正確なデータはありませんが、初任給・年収のチャプターで計算したボーナス金額40万円から夏のボーナスを引くと、冬のボーナスは31万円と仮定され、初任給1.5ヶ月分程度が支給されていると考えられます。
Column給料が平均を大きく下回った人はブラック企業のおそれ有り?
上記調査内容結果と、自分の初任給やボーナスを比較してみて、「平均を大きく下回っている自分は、ブラック企業に勤めているのでは…」と心配になった新入社員の方もいるかと思います。
給与面から安易にブラック企業かどうか断定することはできませんが、ブラックかどうかを判断する1つの基準に「社員の生活が困窮しているか」という視点があります。
例えば、月給16万円、手取り12万円という平均を下回る初任給だったとしても、社宅や寮、家賃補助など社員向けの福利厚生が充実しており、不自由なく生活できるのであれば、社員のことをしっかり考えている会社だといえるでしょう。しかし、同じ給料で家賃の補助などの制度もなく、社員の生活が困窮しているようであれば、ブラック企業の可能性が高いと言えます。
ブラック企業は、給与以外の面でも、長時間労働やパワハラなど、社員に過酷な労働環境を強いることが多いもの。現在の会社で疲弊しているのであるならば、転職について検討してみてはいかがでしょうか?
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まとめ
社会人として働く以上、お金は重要な問題です。
この機会に、自分の将来のために必要な年収はどれ位で、それが今の会社で達成できるのか、またどうすれば達成できるのか、考えてみましょう。
また、今の会社では目標達成が難しい場合、転職は年収アップの有効な手段の1つです。現在の会社がブラック企業の場合はもちろん、これから昇給が見込みにくい場合は、転職を考えてみてはいかがでしょうか。