就職留年は不利? 留年をして就活に再チャレンジするメリット・デメリット

就職留年は本当に不利?留年して就活に再チャレンジするメリット・デメリットとは

「就活がうまくいかずまだ内定がない」「第一志望の企業・業種から内定をもらえなかった・・・」など、就活に悩んでいる就活生の皆さんのなかには、今年は留年し、来年もう1度就活にチャレンジする、いわゆる「就職留年」をしようと考えている人もいらっしゃるかと思います。
どうしても行きたい企業や業種がある場合、就職留年も選択肢の1つ。その一方で、1年間の留年が就活に悪影響を与えるのではないかと不安を抱えている学生がいることも事実です。

今回の特集では、就職留年のメリット・デメリットをご紹介しながら、就職留年が本当に不利なのか考えていきます。就職留年をするか迷っている方は、本特集を参考に、就活をこれからどう進めていくか、改めて考えてみましょう。

就職留年は不利?就職留年のメリット・デメリット

就職留年は不利?就職留年のメリット・デメリット

就職留年は、果たして本当に不利なのでしょうか。以下に、就職留年のメリットとデメリットをまとめました。

就職留年のメリット

既卒での就活より有利な場合が多い
既卒での就活は、新卒での就活と比較すると、「求人数が大幅に少なくなる」「社会人と採用枠を競う必要がある」など、難しい面が増えてしまいます。あと1年、就活を続けたいという場合は、大学を卒業し、既卒で就活を行う「就職浪人」よりも、新卒として就活ができる就職留年のほうが有利と言えるでしょう。
就活のための時間を確保できる
就職留年する場合、今年の就活を終え、次の年の採用が本格化するまで数ヶ月あります。この期間を、志望する企業・業界の研究やインターンに使うことができる点も、就職留年のメリットと言えるでしょう。
選択肢が広がる
就職留年に挑戦する場合、1度就活を経験していることで、最初の就活では目を向けることがなかった企業も視野に入れ、就活に取り組むことができるので、自分に合った企業を見つけやすくなる可能性があります。

就職留年のデメリット

学費がかかる
通常より多く学費がかかってしまう点は、就職留年の最大のデメリットと言えます。就職留年をするかどうか決定する際は、家族とよく相談しましょう。
面接で留年がマイナス評価されることも
留年したこと自体が、就活でマイナスに評価されるとは限りませんが、企業によっては、面接の際に留年した理由や、留年中に何をしていたかが問われることも。留年に関する質問に、面接官が納得できる回答を用意することができなければ、留年の経験がマイナス評価されてしまう可能性があります。就職留年をする際には、留年を決定した理由や留年中に何をしていたか、面接官に納得してもらうことができる理由を答えることができるよう、しっかり準備しておきましょう。

就職留年か就活再スタートか

以上のように、就職留年は求人数の面でメリットがある一方で、デメリットもあるのも事実。
長年、上場企業の採用活動に携わってきた河合浩司氏は、「安易に就職留年を選ぶことは避けることをおすすめする」と語っています。留年して第一志望の企業に再チャレンジする場合も、不採用になった理由を突き詰めず「この会社に絶対入社したい!」という意思だけ取り組むのでは、うまくいかないというのが同氏の意見です。また、河合氏は、採用スケジュールや求人数など、新卒採用を取り巻く環境が変わってしまうことで、内定獲得が難しくなる可能性がある点にも言及しています。

就職留年して迎える2回目の就活は、1度就活の経験を積んでいるとはいえ、必ずしも良い結果が出ると限りません。就職留年すればすべてがうまくいく、という考えは危険だと言えるでしょう。

もし、就職留年をするべきか、このまま就活を最後まで頑張るか迷っているのであれば、もう1度年度内の内定を目指してみてはいかがでしょう。絶対に行きたい業界があるという人でも、視野を広げてみることで、自分に合った企業を新たに発見できる可能性は十分あります。

 PAGE TOP

就職留年以外の選択肢とは?

就職留年以外の選択肢とは?

就職留年を考えている方は、他の選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。実は、就職留年以外にも、就活を再スタートさせる手段はいくつかあります。このチャプターでは、就活を再スタートさせるために有効な方法をご紹介。本チャプターの内容を参考に、就活の再スタートを検討しましょう。

新卒エージェントを活用しよう

限られた時間で内定を獲得するために、新卒のための就職エージェントを活用してみてはいかがでしょう。新卒向けの就職エージェントでは、カウンセリングや企業紹介、面接のサポートを無料で受けることが可能です。

就職エージェント
就職エージェント 「就職エージェント」は、就活に悩んでいる17卒向けの就職支援サービス。自分に合った企業の見つけ方から面接の攻略法まで、就活の悩みを専任アドバイザーに相談することができます。
また、面接対策や自己分析に関しては個別のセミナーも随時開催しており、自分のES・面接の問題点を見つけるきっかけにも最適。
いい就職.com
いい就職.com いい就職.comは、全国の主要都市で合同説明会を実施。合同説明会で応募したい企業が見つかった場合は、説明会終了後、すぐに応募することが可能です。また、エントリーシートの添削や模擬面接といったサポートを受けることもできます。

実はチャンスがいっぱい!秋・冬採用にチャレンジしよう

近年、秋・冬採用に力を入れている企業が増えてきています。例年10月までは大手企業の求人が目立ちますが、秋・冬からは中堅・中小企業の採用が中心に。なかには、有名企業の子会社や、規模は小さいものの業績や給与、福利厚生が良い隠れた優良企業もたくさんあります。少し視野を広げ、今まで目を向けなかった企業に応募してみてはいかがでしょう。

秋冬採用ナビ
秋冬採用ナビ 秋・冬採用を行っている企業の求人のみを掲載している求人サイト。ESがない、面接がすぐに受けられるなど、独自の選考フローを採用している企業も多数掲載しているため、自分に合った選考フローを採用している企業に応募してみるのも良いでしょう。

 PAGE TOP

まとめ

まとめ

最初にどの会社に入社するかということは、確かに非常に重要なポイントです。しかし、入社した会社でその後のキャリアが全て決まる訳ではありません。入社はあくまでスタート地点。志望する企業に入社するために頑張ることも大切ですが、特定の企業や職種にこだわり過ぎず、広い視野を持って就活を進めることも、就活を成功させるための重要な要素の一つです。本特集が、就活生のみなさんが悔いのない就活に取り組む上で、少しでもお役に立てれば幸いです。

 PAGE TOP