
プレエントリーのすすめ
プレエントリーの疑問を解決!本エントリーとの違い、プレエントリーの仕方など、気になるそこのところをチェック!
プレエントリーとは、採用に応募する前に、企業へ情報請求をすること。プレエントリーを行うと、企業の採用担当者に自分の情報が送られ、「興味を持ってくれた学生」としてリストに登録されます。それ以降、ES(エントリーシート)提出期間に関するメールが届いたり、企業説明会に参加できるようになるため、就活の初期において欠かすことができません。
今回はプレエントリーについて、これから就活を始める皆さんが疑問を持ちやすい点を解説していきます!
「プレエントリー」と「エントリー」の違いは?
就活について調べていて、「エントリー」という言葉に遭遇した人は多いはず。実は、「エントリー」という言葉は、2つの意味を持っています。
エントリーの2つの意味
- ①プレエントリー・・・企業への情報請求のこと。今回紹介するのはこちらです。
- ②本エントリー・・・企業の選考に参加すること。履歴書やESを一緒に提出し、書類選考を合わせて行うケースが一般的です。
プレエントリーと本エントリーは、どちらも単に「エントリー」と呼ばれることが多く、就活生の中でも混同されがち。「エントリー」という言葉を見かけたら、文脈からどちらの意味か判断しましょう。
プレエントリーの開始時期
プレエントリーが開始される時期は、企業の採用広報活動が解禁される3月1日。リクナビやマイナビといった就活ナビサイトも3月1日の0時にオープンし、就活生は一斉にプレエントリーを行います。ただ、これはあくまで経団連の指針に沿ったスケジュールですので、3月1日以前からプレエントリーを行う企業もあります。
代表的なのは外資系企業。速くて夏にはプレエントリーがスタートし、秋には説明会や本エントリーが行われます。また、そもそも一般的な就活スタイルから外れるケースも多く、3年生夏のインターンで内定が出ることも。
その他に、楽天やサイバーエージェントなど多くのIT企業が参加する「新経済連盟」は、経団連が定める採用スケジュールには従わないことを明言。3年生の冬から採用を始めることが多いです。
大多数の企業が3月1日からプレエントリーを開始することは事実ですが、その法則に当てはまらない企業も少なからず存在します。「3月からでいい」と安心するのではなく、自分の希望の業界・企業については事前に調べると安心でしょう。
プレエントリーは3種類のサイトから!
プレエントリーを行うことができるサイトはいくつか種類があります。サイトによって求人は異なるため、どれか1つに絞るのではなく、様々なチャネルを持つことが大切です。
就活ナビサイト
リクナビやマイナビなどの就活ナビサイトから企業へのプレエントリーが可能です。チェックを入れた企業に一括でプレエントリーできる機能もあり、就活生のほとんどが利用しているといってもおおげさではありません。様々な就活ナビサイトの中でも特に高い知名度を誇るのがリクナビ、マイナビ、キャリタス(日経就職ナビが前身)の3サイト。キャリタスは他のサイトと比較するとやや知名度は劣りますが、大手企業の独自求人を用意しているため、あわせて登録しておくと良いでしょう。
Start就活 |
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Start就活は、複数の就活サイトに一括で会員登録できる無料のサービス。「リクナビ」や「マイナビ」などのメジャーな就活サイトをに加え、スカウト系、エージェント系など多彩な就活サービスにも対応。「何度も同じ情報を入力するのが面倒」「どのサイトを使えばいいのかわからない」という人は是非活用したい。 |
企業が自社で運営している採用サイト
多くの企業は自社で採用サイトを運営しており、直接プレエントリーが可能な場合があります。採用サイトからプレエントリーを行うことによる明らかなメリットはありませんが、「就活ナビサイトで一括プレエントリーをした学生」と「自社のサイトをわざわざ調べてプレエントリー学生」では、意欲に差があると採用担当者が考える可能性も。
また、就活ナビサイトを利用せずに採用活動を行う企業もあるため、採用サイトからプレエントリーできるということは覚えておきましょう。
大学が管理する求人サイト
求人が集まるのは就活ナビサイトだけではありません。大学にも企業からの求人が寄せられます。大学のキャリアセンター(就職支援を行う部署)では、それらの求人を学生に向けて公開。インターネット上やキャリアセンターの受付でプレエントリーが可能です。
大学へ寄せられる求人の特徴は、内定につながりやすいこと。大学を指定して求人が出されているため、企業の採用意欲が高く、競争率も低いです。
また、大学の求人サイトは採用活動のピークが就活ナビサイトよりも遅いため、出遅れたと感じている人にもオススメです。
Columnプレエントリーしなくても、企業からスカウトがくる就活サイト
自分から企業を探さなくても、プロフィールを登録するだけで企業からスカウトが来る。そんな新しい形の就活サイトが増えています。スカウト型の就活サイトの場合、プレエントリーは必要なく、待ちの体制で就活ができ便利。ここでは、代表的なサイトをいくつかご紹介します。
何社プレエントリーすればいい?
「さぁプレエントリーをしよう!」となったときに気になるのが、何社プレエントリーすれば良いのか。
就活ナビサイト大手のマイナビによると、2017年卒学生の3月時点での平均プレエントリー数は30.6社だったそう。3月以降にプレエントリーする可能性も考えると、平均は30社をいくらか超えるでしょう。
ただ、この数はあくまでも平均値でしかないため、就活の成否とは全く関係がありません。平均値を目指してプレエントリーするのではなく、気になる企業へプレエントリーしたら結果的にその数になった、というのが正しい順序。平均を気にする前に、どんな基準でプレエントリーを行うのかを考えた方が良いでしょう。
プレエントリーは選考が始まる前のストレッチのようなもの。この時期に、自分がやりたい仕事や受かる可能性が高い職種・業界についてよく分析すると良いでしょう。