就活でかかる費用

リクルートスーツや証明写真、交通費など、就活にどれくらいの費用が必要なのか、わかりやすく説明しています。

就活にかかる費用について、不安を感じる就活生の方は少なくありません。特に、地方に住んでいる就活生の場合、東京や大阪へ出るための交通費や宿泊費、食費が多くなる傾向にあり、何にどれくらいの費用が必要か、事前に把握しておきたいものです。

そこで今回は、就活でかかる主な費用である、「リクルートスーツ」「証明写真の費用」「交通費」「宿泊費・食費」の4点に注目
それぞれに必要となる費用を確認して、就活本番にしっかり備えましょう。

就活をはじめる前に

就活をはじめる前に

就活を始める前に必要な準備の1つが、お金の用意です。
2016年に新卒の就職支援を行う「株式会社サポーターズ」が、2017年卒予定の就活生約550名を対象に行った調査*によると、就活にかかった費用は、東京を含める関東の学生が約13万円、地方に住む学生は約19万円という結果に。関東在住の学生と地方の学生では、就活の費用に大きな差があることがわかりました。
就活シーズンに入ると、学業と就職活動の両立でアルバイトをするのが難しくなるため、就活本番を迎える前に、あらかじめ必要になる費用を準備しておきましょう。

* 株式会社サポーターズ「就職活動に関する実態調査

また、就活に必要なリクルートスーツや宿泊費等の支払いに大学生向けのクレジットカードを活用するのもオススメ。大学生を対象としたクレジットカードは、通常のクレジットカードと比較してポイントや年会費が優遇され、お得なサービスを提供しているものが多くなっています。カードによっては、通常0.5%のポイント還元率が2%になるものもあり、チェックしておいて損はないと言えるでしょう。カードのポイントは、貯めることで商品券やマイル、電子マネーなどに交換でき、その分、就活にかかる費用を節約することができるのも、魅力。
またポイント還元以外にも、クレジットカードを利用することで新幹線やバスの乗車券、宿泊費用などの支払いを、よりスムーズに行うことができるため、まだカードを持っていない人は入会を検討してみてはいかがでしょうか?

≪ 大学生の申し込みに対応したおすすめのクレジットカード ≫

 学生専用ライフカード
学生専用ライフカード・画像

【年会費】
永年無料

【ライフカードの特徴】
年会費永年無料のクレジットカード。カード利用100円ごとに0.1ポイントが貯まり、入会後1年間はポイントが1.5倍になる。また、毎年の誕生月はポイントが3倍になり、ポイントを貯めやすいのが嬉しい。事前に申し込みをしておくと、海外でのカード利用額の5%をキャッシュバックするので、卒業旅行でも活躍するだろう。大学生にとって、チェックしておきたいクレジットカードの1つ。

 三井住友VISAデビュープラスカード
三井住友VISAデビュープラスカード・画像

【年会費】
初年度無料 ※年一回の利用で翌年度年会費無料

【三井住友VISAデビュープラスカード】
満18歳から25歳限定のクレジットカード。年1回以上の利用で翌年度の年会費が無料になるため、実質無料でクレジットカードを利用できる。常時ポイントが2倍貯まり、さらに入会から3ヵ月間は5倍までアップするため、ポイントを貯めやすいのが特徴。貯めたポイントは、楽天ポイントやANAマイル、各種景品、商品券との交換に対応している。クレジットカードを検討している場合、有力な選択肢になるクレジットカードだろう。

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リクルートスーツの費用

リクルートスーツの費用

就活でまず必要になるのが、リクルートスーツです。
リクルートスーツの費用は、平均して5万円前後。就活生向けのスーツコーナーでは1万円台のスーツも取り扱っていますが、上下スーツの他に「ワイシャツ」や「靴」「カバン」、男性であれば「ネクタイ」、女性であれば「ストッキング」や「メイク道具」など、スーツ以外の出費も少なくありません。
また、冬の就活には、コートも欠かすことができないアイテム。就活最盛期には、ワイシャツ・靴下・ストッキングも複数枚必要になります。

  男性(各1組) 女性(各1組)
リクルートスーツ 15,000~30,000円 15,000~30,000円
靴・パンプス 10,000~15,000円 6,000~10,000円
シャツ 2,000~5,000円 2,000~5,000円
ベルト 2,000~5,000円 2,000~5,000円
カバン 4,000~10,000円 4,000~6,000円
ネクタイ 2,000~5,000円
小計 35,000~70,000円 29,000~57,000円
コート 10,000~30,000円 10,000~30,000円
就活セット 30,000円前後 30,000円前後

※【男性】リクルートスーツ、シャツ、ネクタイ、靴、ベルト、ソックス等、各1点のセット
※【女性】リクルートスーツ、シャツ、靴、バック等、各1点のセット

なお、スラックスや革靴、パンプスなどは、就活が長引くにつれて傷んできます。使い終わった後、汚れを落とす、アイロンをかける等のメンテナンスはもちろん、2組以上用意して交代で休ませながら着用すると、長持ちさせることができます。また、就職後も使い続けられるものを購入しておけば、結果的に費用を抑えることができるでしょう。

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証明写真の費用

証明写真の費用は主に、「撮影料金」と「焼き増し料金」に分けることができます。

証明写真の費用・画像

焼き増し料金は一枚当たり300~600円前後と写真館によって大きく異なります。就活では何枚もの証明写真が必要になるため、撮影料金は高くても焼き増し料金の安いお店を選ぶなど、「撮影料金」と「焼き増し料金」のバランスを見て選びましょう。

また、多くの写真館では修正までが撮影料金に含まれていますが、ヘアメイクやCD-ROMへの写真データの書き出しは、別料金となっている場合が少なくありません。基本の撮影料金に、どこまでのサービスが含まれているかも写真館を比較する際の大切なチェックポイントです。

≪ 就活におすすめのフォトスタジオ ≫

 スタジオエイメイ
スタジオエイメイ・画像

東京の新宿・原宿・渋谷に店舗を構えるフォトスタジオ。就活生向けに「就活写真プラン」を提供しており、メイクからヘアセット、撮影まで任せることができる。「就活 フルメイクレディースコース」「就活メンズコース」「就活シンプルコース」など、5つのコースを用意しており、割引クーポンを利用することで、コース料金から2,000円割引くことが可能。さらに、友人と来店した場合さらに20%OFFできるクーポンもあるので、お得に就活用の証明写真を撮影したい場合、必ずチェックしておきたいフォトスタジオだろう。

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交通費

交通費

リクルートスーツと並び、就活で必ず必要となるのが、説明会会場や面接会場までの交通費です。ここでは主に、就活のため地方から東京に上京する学生の交通費について紹介します。

飛行機(東京-大阪間往復22,000円~)

就活生が飛行機を利用する際に活躍するのが、JALやANAの国内線で導入されている「スカイメイト」です(※ANAは現在「スマートU25」として提供)。スカイメイトは、満12歳から25歳の方を対象に、当日発の航空券を定価の4~8割で購入できるサービス。交通費を大幅に節約できるので、就活のため飛行機で移動する必要がある場合は、積極的に利用するのがおすすめです。
ただし、購入できる航空券が当日分のみとなる点、事前に学生専用カードへ入会しておく必要がある点には注意が必要です。ちなみに、学生専用カードへ入会すると、当日のチェックインや発券をスムーズに行うことが可能。また、在学期間中はカードの年会費も無料となり、スカイメイトの積算マイルが75%から100%にアップするなどお得な特典も多いため、卒業旅行や帰省などで、就活後も飛行機を利用する機会がある方は、持っておいて損はないでしょう。

≪ スカイメイトをお得に利用できるJAL、ANAのクレジットカード ≫

 JALカードnavi(学生専用)
JALカードnavi(学生専用)・画像

【年会費】
在学期間中無料(通常2,000円)

【クレジット利用】
100円=1マイル(特約店の利用は100円=2マイル)

【JALカードnaviの特徴】
JALが発行する、学生専用クレジットカード。JALカードツアープレミアムに登録すると(※在学期間中は年会費無料)、スカイメイトサービスを利用した場合も区間マイルが100%積算され、さらに搭乗ボーナスとして10%のボーナスマイルが付与される。また、通常7,500マイル以上必要な特典航空券を、3,000マイルから交換でき、お得に航空券を手に入れられるのが嬉しい。普段JALの飛行機を利用している人、貯めたマイルを特典航空券と交換したい人におすすめのクレジットカード。

 ANAカード(学生用)
ANAカード(学生用)・画像

【年会費】
在学期間中無料(通常1,207円)

【クレジット利用】
1,000円=1ポイント=5~10マイル(※ポイント移行コースにより異なる)
ANAカードマイルプラス加盟店の利用で100円=1マイル(または200円=1マイル)

【ANAカード(学生用)の特徴】
ANAマイルが貯まる、学生専用クレジットカード。ANAカードは効率よくマイルを貯められる制度が充実しており、割引運賃「スマートU25」を利用した場合、通常50%になる区間マイレージが、ANAカード(学生用)会員は100%までアップ。また搭乗ごとに、区間マイルの10%分がボーナスマイルとして付与されるため、マイルが貯まりやすい。ANAマイルを貯めたい人、ANAの飛行機を利用することが多い人におすすめのクレジットカード。

新幹線(東京-新大阪間往復24,000円/学生割引適応・自由席)

新幹線は時間の自由度の高さ、在来線とのアクセスの良さなど、利便性が高い点が最大のメリットです。
新幹線の利用では、片道601キロ以上の区間で運賃が1割引きとなる「往復割引乗車券」、学生・生徒旅客運賃割引証を提示することで2割引きの運賃で購入できる「学生割引乗車券」を利用することで交通費を抑えることができます。(※特急料金は割引対象外。往復割引と学生割引は併用可能)
学生・生徒旅客運賃割引証は、事前に学校の事務室や学生課に申請して発行してもらう必要があるため、忘れないようにしましょう。

高速バス(東京-大阪間往復5,000円~)

高速バスは、飛行機や新幹線と比べて、格段に交通費を抑えることができるのがメリットです。
また最近では、高速バス会社が就活生をサポートするサービスを展開。バスの到着後に休憩ラウンジを無料で利用でき、就活シーンでも利用しやすくなっています。
ただし夜行便の場合、目的地への到着が早朝となることが多く、ゆっくり休むことができない、到着後の空き時間が長い等の問題点があることを留意しておきましょう。

≪ 夜行バス会社の就活支援サービス ≫

 VIPライナー
VIPライナー・画像

【就活生特典】
「VIP ラウンジ」を1日無料で利用可能

【対象】
VIPライナーサイト上から当日発、当日着いずれかのバスを予約した就活生(企業説明会の案内等の提示が必要)

【サービス・設備内容】
パウダールーム/PC(プリントサービス有料)/無線LAN/フィッティングルーム/フットマッサージ/携帯充電器(有料)など

【就活生特典で利用できるラウンジ】
東京/新宿二号館/大阪/京都/なんば/名古屋
(※新宿一号館では就活生の無料利用はなし)

≪ 就活におすすめの高速バス ≫

 ウィラートラベル
ウィラートラベル・画像

年間240万人以上が利用する、大手高速バス会社。120路線以上を展開しており、東京、大阪、名古屋、福岡など主要都市はもちろん、日本全国にアクセスできる強みを持つ。
ウィラートラベルは、早く予約をすることで、運賃が最大20%OFFになる「予約順割」、大阪⇔名古屋、東京⇔長野間の運賃が割引される「往復割」などを提供しており、安く高速バスを利用できるのが特徴。また、全9種類の座席シートの中から、好きなものを選べるのも嬉しい。
就活の費用を抑えるため、高速バスの利用を考えている場合、有力な選択肢になるサービスだろう。

Column企業から交通費は出る?

応募企業から就活費が支給されるのは、「二次選考以上」「最終面接時のみ」など、ある程度選考が進んでからというのが一般的です。また、地方在住の就活生は、面接会場までの距離によって交通費の支給額や有無が変わる場合もあります。
いずれの場合も企業から必ず交通費が支給されるというルールがあるわけではないので、交通費も「就活の費用」の一部として、事前に備えておく必要があるでしょう

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宿泊費・食費

宿泊費・食費

東京での就活スケジュールが詰まってくると、交通費以外に宿泊費が必要な場面も出てきます
また、東京や首都圏在住の就活生も、一日で複数のスケジュールをこなす場合は、食費やカフェ代等で食費がかさみがちです。食費を節約するためには、一日あたりの食費の上限額を設定するのがポイント。また、おにぎりやサンドイッチなど、自宅で手軽に作ることができるものを持っていくと、さらに食費を抑えることができます。
交通費は、特定の日程にスケジュールを集めると、出費を少なくすることはできますが、同時に発生する食費、宿泊費などの出費も合わせて考えておきましょう。

ビジネスホテル

就活時の宿泊先として最もベーシックなのがビジネスホテルです。ビジネスホテルを選ぶ際は、宿泊料金や会場までのアクセスに加えて、騒音・インターネット環境なども大切なポイントです。
予約前にホテルの設備や立地、口コミなども参考にチェックしておくと良いでしょう。

≪ ビジネスホテルの予約に強いおすすめのサイト ≫

 じゃらん.net
じゃらん.net・画像

2万3,000軒以上の宿泊施設と、約78万件の口コミを掲載する宿泊予約サイト。就活に便利な宿を紹介する特設ページを用意しており、イベント会場近くの宿・ホテルを簡単に見つけることができる。また、最寄り駅からの検索にも対応しているため、説明会や面接の際にも利用しやすい。宿泊日の直前に、格安で宿を予約できる直前割引プランも用意しているので、要チェック。

ウィークリーマンション・マンスリーマンション

説明会や面接のスケジュールが詰まっている場合には、家具付きのウィークリーマンションやマンスリーマンションを借りて、活動拠点を東京に移す方法もあります。
学業との兼ね合いを取ることができれば、費用面から見ても有利な方法の一つです。

≪ ウィークリーマンション・マンスリーマンションに対応しているおすすめのサイト ≫

 レオパレス21
レオパレス21・画像

仲介手数料無料で、家具・家電付きのマンスリーマンションの情報を豊富に掲載。最短30日~の「短期プラン」など、就活シーンでも利用しやすい契約プランを用意。

 ウィークリーマンションドットコム
ウィークリーマンションドットコム・画像

全国のウィークリーマンションを取り扱うサイト。契約の流れやウィークリーマンションに関する解説が充実しており、初心者も利用しやすい。

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まとめ

まとめ

就活でかかる費用特集はいかがでしたか?
就活では必要な出費が多く、これから就活を始める方にとって、不安に感じることが多いかもしれません。
しかし、必要になりそうな金額を予想し、あらかじめ準備しておくことで、前向きに就活へ取り組むことが可能。また、万一の場合に備えて、親や親戚などに金銭面の不安を相談しておくのも、1つの方法です。
本特集を参考に、就活に向けてしっかりと準備をしましょう!

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